怒りは発散しないほうがいいんじゃない

とあるスクールで課題を提出したところ「不合格」とのお返事。ええっ、そんなはずはないと2週間かけて食い下がり、結果は覆らなかったけど、こちらの提出物は基準を満たしていたことを確認できた。抽象的な書き方で申し訳ないのだけど。

 

こういうときの怒りや悔しい気持ちの収め方って難しい。「そっか、行き違いなら仕方ないね」で収められるほど心は広くないし、実際休日を投げうって対応したわけだから、損得勘定で見ても収支マイナスだし。

しかし私は幸か不幸か、雄弁な人間ではないし、そもそも話し相手が周りにあまりいない。そして自分のことを話したくない人=秘密主義である。だからこの話を口にすることはなかった。

 

そうこうしているうちに自分の中で消化が完了して、「そっか、仕方ないね」の気分になった。「嫌なことがあったら親しい人に聞いてもらって発散」が外交的社会においては普通とされているけれど、黙りこくっているほうが解消の速度は速い場合もあるなと再認識した。

それは私が外交的人間ではないから、と言われてしまったら全くその通りで返す言葉もないのだけれど。でも確かに言えることは、話す段階で怒りに再び点火するのは余計なエネルギーだということ。飲食店で話しながら興奮している人を結構見かけるけど、聞き耳を立てるとたいがい「しょうもない話に怒ってんなー」という感想しか持たない。あと「聞かされている人、可哀そう」とかね。

 

怒りを感じたら黙って寝る。これを心掛けていたら人生がちょっとだけ穏やかになるなと実感した出来事だった。